日曜日にフランクフルトからヴィースバーデンに移動します。車で西に30分の街で、フランクフルトで働く人のベッドタウンにもなっているようですが、古くから高級保養地として知られる街です。
フランクフルト中央駅からヴィースバーデン中央駅へは、S1線に乗って乗り換えなしの約40分です。いざ駅に行ってみるとS1がまったく見当たらず、係員に聞くと地下2階の103番プラットフォームとのこと。103番って。そりゃ初めての外国人は辿り着けんわと思いつつ、券売機でそれらしいチケットを買って電車に乗り込みます。
ヴィースバーデン中央駅の駅舎。なかなかに立派。

ホテルに荷物を預け、まずは腹ごしらえ。
フランスと同じくキリスト教の国は日曜日にどこも開いていないのですが、そんな時でもケバブ屋は営業しています。

ケバブ屋では一番安いメニューを単品で頼めば充分お腹いっぱいになることを知っているので、ポテトをつける間違いは犯しません。
歩いてヴィースバーデン美術館に。

アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー (Alexej von Jawlensky)というこの街で活躍したロシア系ドイツ人の作品を中心に、第一次世界大戦からその後の時期の作品が多く展示されていました。人物画も静物画も風景画もどれもすばらしかったです。アートブックを買って帰ろうかとも思いましたが全編ドイツ語だったので断念。
そのお隣に2023年オープンの現代美術館があったのですが、ヴィースバーデン美術館ですっかり満足してしまったのでパスすることに。槙文彦建築とのこと。もしかして遺作か?


メインエントランスまでしか入られなかったのですが、カジノが中にあります。ドストエフスキーがここで全財産を使い果たし、賭博者を書き上げたらしいです。読んだことが無いので感慨も無いのですが。
サンマロもそうでしたが、欧州の一流リゾートにはかならずカジノがありますね。
クアハウスのあたりまでくると、至る所から微かに腐卵臭のする湯気が上っています。

ここは源泉を飲んでもOKなスポット。当然美味しくはない。

すぐ近くにある温泉施設、カイザーフリードリヒテルマに入ります。

受付でタオル有無の確認、館内は着衣厳禁であることだけを英語で説明され、支払いを済ませてから中に通されます。
中は42℃くらいの浴槽、39℃くらいのジャグジー、水風呂があり、サウナも数種類ありました。そんなに広くはないです。内装は古代ローマのテルマエ風と言われればそんな気もする、という感じです。
半年ぶりの入浴でそれなりにリフレッシュできましたが、日本の銭湯なりサウナの方が色々充実していて良いなと思いました。なにより外気浴と一眠りできる休憩所がない!なんだか不完全燃焼です。
ヴィースバーデンは温泉街と言いつつ、市内にある公衆浴場はここだけ。車で少し行ったところに銭湯があと何軒かあるのと、幾つかの古い温泉ホテルを除くと、湯治客向けのクリニックがメインだそう。
旧市街を抜けてホテルに戻ります。こじんまりとしています。チェーンらしきお店が多く、情緒はあまりない。

途中急に出現する市庁舎と大聖堂。見応えがあります。

街の感想としては、日曜日ということもあるのでしょうが、人が少なくて良い。フランクフルトから移動したので尚更そう感じられたのかも。
又、歩いているとすぐに中規模の公園に行き当たります。そこを人々が家族連れで散歩している雰囲気はナントに近い気も。
道と建物も綺麗でした。紅葉も見事でした。