フランスの北西の街、ナントでの暮らし

2024年から夫婦で書いています。フランス暮らしを愉しむ。

Nantesのベトナムフュージョンレストラン Song Saveur et Sens

とある金曜のディナーに、Place GralinとPlace Royaleの間にあるレストラン、Song Saveur et Sensに伺ってきました。

平日の夜に外食なんて久しぶり。19時半ですでに外は真っ暗です。

 

 

Google Mapsではベトナム料理店となっていましたが、料理のスタイルはフレンチ。風味は完全にエスニックという、料理でした。

 

カレー風味クリームの突き出し

 

 

前菜、メイン、デザートを奥様と2種類ずつオーダー。

前菜の蛸のカルパッチョ

ヘーゼルナッツ、醤油のビネグレット。わさびマヨ。

仔牛のタルタル。

芝麻醬っぽいソース。イタパセの爽やかさがよく合う。

 

メインのラムの香草焼き。

ズッキーニとローズマリーのピューレ。肉の火入れが絶妙。

マグロのミキュイ。

軽いカレー風味のエスプーマ。ガーリックライス。

 

デザートはチョコレートと苺。

 

どのお料理もも食べ慣れた味わいがフレンチの皿の中にあって、ほっとするものでした。伝統的なフレンチ程油脂が感じられず、香りで食べさせる料理でした。

もっとベトナム料理っぽい見た目のものをが提供されているテーブルもあり、再訪して他の料理にもトライしてみたいと思いました。

 

 

 

10月に入り、本格的に秋真っ盛りの今日この頃。

白は秋の季語と日本で言われてもピンと来ることはありませんでしたが、ナントの秋は白一色です。朝は地表に霧が立ち込め、日中を通して曇天が広がります。

ここから一段と日が短くなっていき、冬季鬱とビタミンD欠乏の人口が増えていくわけで、早く冬至を越えて日が伸びる方向に行ってほしいと思うばかりです。ヨーロッパの各文化が冬至を最も重要な再生の祭日としていた(後にクリスマスに習合されるわけですが)理由がよく分かります。

東洋思想でも陰極まりて陽に転ずといったことを言いますが、そんな生活の知恵とは切実さにおいてレベルが違うというのが、実感です。