フランスの北西の街、ナントでの暮らし

2024年から夫婦で書いています。フランス暮らしを愉しむ。

Nantesのサンピエール大聖堂が公開再開

旧市街にある大聖堂(Cathédrale Saint-Pierre et Saint-Paul)はブルターニュ公爵城と並ぶナントの名所ですが、2020年の火災以来、修復作業が行われていました。2025年9月27日、一般公開が再開され、さっそく行ってきました。

 

聖ペテロ・聖パウロ大聖堂は、1434年に建設が開始され、1893年に完成したゴシック様式の大聖堂で、普通サンピエールと呼ばれています。

400年以上かけて建てられたこの大聖堂、火災と修復は今回が初めてではなく、過去には1944年の連合国軍のナント爆撃に伴う火災、1972年の事故による火災がありました。

2020年の火災は放火によるもので、難民申請が拒否された人間によるものでした。(彼はその後懲役4年の実刑。仮釈放中に殺人を犯して、再収監。)

主な出火はオルガンと、身廊の両側、計3カ所でした。15世紀のオルガンとステンドグラスは焼失とのこと。

 

ファサード中央は未だ修復中で、覆われています。内側からも見られません。

 

両脇の出入り口を利用

身廊。パイプ椅子が気になる。

各柱や壁には修復前後の様子がくっきり。

 

火災直後や修復の様子に関する展示もありました。

 

 

絵画類の多くは被害を免れたそうです。

洗礼盤とキリストの洗礼

le martyre de Sait-Donatien et Saint-Rogatien

ペスト禍のミラノの聖カルロ

嵐を鎮めるキリスト、かなぁ。

聖体拝領

1972年の火災の様子

聖母の埋葬。もともとどこに飾られていたのか、大きい。

天国の鍵の授与。システィーナ礼拝堂の落ち着いた構図が有名だが、こちらはかなりドラマチック。

盲目を治す聖クレア。フランドルが描いた同じ主題の傑作は2020年の火災で焼失。

 

Lamoriciereの墓

 

焼けて割れたステンドグラスや祭壇の聖歌隊席は完全に新しいものになっています。

 

講壇。簡素だが仕事が細かい。

こういうところに出てくる四聖人は一緒に登場する動物で見分けがつきます。皆福音記者のアトリビュートとしてペンや本を持っています。

聖マタイと天使

聖マルコとライオン

聖ルカと牡牛

ヨハネと鷲

有名な話ですが、ヴェネツィアには聖マルコの守護伝説があるから、映画祭の賞を金獅子銀獅子と呼んでいるんですね。

 

 

イマドキの教会は寄付もタッチ決済でした。

 

 

地下は未だ修復中で、立ち入り禁止でした。

 

 

両脇の出入り口にはそれぞれ2体の聖人像があります。大聖堂の名前になっているサンピエールとサンポールヨハネ、ナントの初代司教のサンクレアの4人です。