フランスの北西の街、ナントでの暮らし

2024年から夫婦で書いています。フランス暮らしを愉しむ。

オルネーのÉglise Saint-Pierre

ボルドーサンテミリオンの観光を一通り済ませ、大満足の我々、日曜にはナントへ帰ります。折角なら帰りしなにどこか寄りたい。

そんなこんなで、オルネーのÉglise Saint-Pierre d'Aulnayに立ち寄りました。

 

田舎にポツンとある知名度も高くない教会ですが、サンティアゴデコンポステーラの巡礼地で、ロマネスク様式が素晴らしい状態で残る世界遺産です。

西側ファサード。豪華な扉口と水平材、簡素な上部の調和のとれた構成。

正面扉口。素晴らしい浅浮彫りだが頭が取れてしまっている彫刻が多数。写真上部、持ち送りそれぞれに化け物があしらわれている。

右側扉口。中央はキリスト。左右はどの使徒か分からず。

左側扉口。サンピエールの磔刑

 

東側(教会裏側)には中世の庭園と墓地が残っています。

ホザンナクロス

 

南側のファサードは半円アーチを重ねた中におびただしい種類と量のモチーフの彫刻が施されています。



中に入ると、簡素な円筒形ヴォールトで構成された身廊が続きます。

ロマネスク建築は地下墳墓から生まれた地下祭室で、基本的につつましく暗い様式です。やがて天上を目指すゴシック建築に至るため、ゴシック建築の蛹とも形容されます。オルネーの教会堂は地下から出て日の光を浴びて間もない歓びと、地下の冷たさ・確かさの両面を感じさせます。

身廊。日の光。

柱頭彫刻も立派。

アベルとカインでしょうか。

これは象ですと書いてある。象がアジアから伝わった新しいものであった時代であることを示す。

顔のつぶれてしまっているサンピエール。

 

私たちがうろうろ写真を撮って回っている最中、ほかに誰も見物客は来ず。

人気がないのですかね。