毎週木曜の19時-21時はナント美術館が無料入館になっているので、友人と行ってきました。
今、ナント美術館ではSous la pluieという企画展が開催されています。
雨の絵展です。
木曜ということもありますが、連日大盛況で予約枠はいっぱい。ただし、入場制限のおかげで展示室内ではゆっくりと鑑賞して回ることができました。


象徴主義の作家。

フランス語のGuravureは版画という意味の名詞。日本語のグラビアは通じません。

ノルマンディーの竜巻。水柱がナイフで厚く塗られています。

英語圏の慣用句でApril showers bring May flowersといいます。Showersというとにわか雨のイメージですが、パリジャンが皆傘を携帯していることから、一日中雨の日だったことが分かります。
19世紀のフランス文学には乗合馬車が頻出します。脂肪の塊が最も有名な例でしょうか。失われた時を求めてにあった乗合馬車の二階席についての描写がよく分かっていなかったのですが、この絵のような感じだったのですかね。

コンコルド広場から、セーヌ川向こうのブルボン宮が描かれています。

ルーブルから凱旋門、見えるか?見えたのか? 昔の街の写真ってなんかいいですよね。
展示の最後の章は雨の表現と効果についてで、浮世絵の影響にフォーカスされていました。


Henri RIVIEREというパリ出身の作家は今まで知らなかったのですが、浮世絵に凝ってエッフェル塔三十六景を描いたりしたそう。

展示の締めはホックニーでした。言われてみれば、浮世絵的・漫画的な雨の表現か。
現美で開催されていたホックニー展は私的2023年ベスト美術展でした。
個人的には川瀬巴水の雨の絵も入れて欲しかったけれど、新版画は西洋美術にそんなに影響を与えていないか。。